エタバト残党プレイヤーのブログ

Eternal Battle CGI環境における遊戯王の考察記事が中心です。たまに雑記。

スポンサーサイト

--.--.-- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ライトロード構築理論 前期を振り返って

2013.09.01 (Sun)

judgment.jpg

こんにちはっ|壁|●´∀`)ノ)) 



いよいよ新環境が目前となってきましたね。

改定が発表されましたが中々エタバト的には面白い改定だと思います。



なんといっても目玉は《氷結界の龍 トリシューラ》の復活ですね! 


これは停滞したエタバト環境に大きな変化と潤いを与えることになるでしょう。

僕個人的にもこのカードは好きなので、今回の改訂は本当に良かったと思っています。




さて、そんなこんなで来期への期待とわくわくが募るのですが。


今日は今期頑張ってくれたライトロードについて振り返りたいと思います。

実はこのデッキも来期は《カオス・ソーサラー》《冥府の使者ゴーズ》の緩和によって地味に強化されているんですよね笑

この2枚のカードの緩和は実は地味に今までのライロの問題点を解消してくれていて、ライロにとっても良い改定となっています。

それではまず、前回の制限改定がライトロードにどのような影響を及ぼしたのかを見ていきましょう。



【禁止】
クリッター
発条空母ゼンマイティ

【制限】
ゼンマイマジシャン
一時休戦
神の警告

【準制限】
月読命
ライオウ
高等儀式術

【解除】
スポーア
BF―月影のカルート
神の警告
紫炎の狼煙



これはリアル環境に準拠した改定ですが当然エタバトにも影響を及ぼします。

まず、真っ先に目に留まるのは《ライトロード・サモナー ルミナス》の解除ですね。

これは本当に大きかったです。

今までは準制限だったので単純に2枚から3枚になっている訳ですが、ライトロードの課題点であった「序盤の墓地肥やしの遅さ」「ハンドに抱える事故要素の解消」に多大な貢献をしています。

そして召喚無効の《神の警告》の制限化も地味ながら追い風となりました。

この時の改定も、とても良い感じにライトロードを強化してくれたことになります。



さて、新しい制限改定が施行されると、普通は環境が大きく変わるものですが、エタバトの場合この程度の変化ではそこまで環境デッキのシェア率を動くわけではなく、依然として多種多様のデッキが存在していました。

これは制限改定がどうというよりも、「皆が環境に対する最善の回答としてデッキを組んでいない」というエタバト元来の性質に起因している側面が大きいのですが。

というわけで対策するデッキが多いのは以前と一緒なので、メタを絞りすぎるとメタ外のデッキに封殺されます。

よほどシェアの少ないデッキを除いては極力広く構えれるカードの採用が重要となってきます。

それらを踏まえた上で前期ライトロードを振り返っていきましょう。

エタバトではCSのような大会が無いので必然的に僕が使っていたものをサンプルとしてご紹介します。


モンスター (25枚)

カオス・ソルジャー -開闢の使者-
カオス・ソーサラー
冥府の使者ゴーズ
トラゴエディア×2
ネクロ・ガードナー×2
裁きの龍×3
オネスト
カードガンナー×2
ライトロード・サモナー ルミナス×3
ライトロード・ハンター ライコウ×3
ライトロード・マジシャン ライラ
ライトロード・パラディン ジェイン
ライトロード・ウォリアー ガロス
ライトロード・ビースト ウォルフ
ライトロード・エンジェル ケルビム
ライトロード・モンク エイリン

魔法 (12枚)

ブラック・ホール
死者蘇生
大嵐
死者転生
貪欲な壺
ソーラー・エクスチェンジ×3
闇の誘惑
光の援軍
強欲で謙虚な壺×2

罠 (3枚)

強制脱出装置×3





まず最初にライトロードの性質についてです。




構築におけるジレンマ



ライトロードには、使う上で避けては通れない大きな欠点が存在します。

その代表的な一つが「見返り(裁きの龍)と代償(下級ライトロード)の枚数比率のバランスの悪さ」です。



デッキを組む上で意識すべき指標として「シナジー」というものがあります。

本来、これはお互いにお互いのカードの強さを無理なく引き立てることが理想なのですが、ライトロードにおける《裁きの龍》と下級ライトロードの関係は、シナジーといっても上記の通り「見返り」と「代償」の関係に等しいと言えます。

他のカードと比較すると分かりやすいもしれません。

例えば《BF-蒼炎のシュラ》と《BF-極北のブリザード》の関係なんかはわかりやすく「シナジー関係」にあります。

《BF-蒼炎のシュラ》(や他の下級BF)の存在により無理なく《BF-極北ブリザード》を投入することができ、また逆に《BF-極北ブリザード》があるからこそ《BF-蒼炎のシュラ》の投入にも意義が生まれます。

さらに、《BF-極北のブリザード》の存在が《BF-黒槍のブラスト》の価値を上昇させ、反対に《BF-黒槍のブラスト》も《BF-極北ブリザード》の蘇生対象として機能する関係にあり、シナジーが連鎖しています。

この程度をシナジーと呼ぶことに疑問を感じる方もいるかも知れませんが、これも間違いなくシナジーです。

ここで重要なのは、この3枚のカードは(いわゆるよく知られた一般的な旋風BFの構築においては)「どれかが極端に弱い」ということがないという点です。上記以外にも旨くシナジーするカードがあり、「無理をしている感じ」がないのです。



しかし、ライトロードにおける下級ライトロードはそうではありません。

はっきり言ってとても弱いです。

語弊があるのを覚悟でどのくらい弱いかと言いますと、《擬似ドリルロイド》や《メカ・ハンター》《グレイブ・スクワーマー》《ブレイカー亜種》、それらを蘇生する《ちょっと出来るカラテマン》《活躍機会の少ない強化グランマーグ》レベルです。ジェインとウォルフはちょっといい例えが思いつきませんでしたが、とにかく弱いです。



では何故これらのカードを採用するかというと、それは間違いなく付随する墓地肥やし効果が理由であり、それは《裁きの龍》を出すためです。

何種類も採用するのも同じです。4種類墓地に揃うように計算して《裁きの龍》の召喚の為に投入されているわけですよね。



実はここがこの2枚のカードの関係の決定的に弱いところです。

最初に記述した通り、「枚数比率バランスが悪い」のです。それも極端にです。

下級ライトロードが計12枚投入されているのに対し、《裁きの龍》はたったの3枚です。

まず、この3枚という枚数を手札に引き込める期待値が1を超えるのは7ターン目です。

もちろん実際はドローソース等があるので、もっと早く引き込める可能性もあります。平均値なのでこれより早く手札に来ることもあれば、遅く来ることもあり得るということです。



しかし、もう一つ忘れてはいけないことがあります。

それはこのデッキが「毎ターン召喚権を活用して墓地を肥やしてくことを目指している」と言うことです。

《ライトロード・パラディン ジェイン》などを除いて、原則として下級ライトロードは3枚墓地を肥やします。

これを毎ターン行うとすれば4枚1サイクルで考えて



1サイクル目

1枚目を引く

2枚目から4枚目を墓地に落とす





2サイクル目

5枚目を引く

6枚目から8枚目を墓地に落とす



という様なことになります。

これはつまり、「《裁きの龍》が引く前に墓地に落ちてしまうリスクがある」と言うことです。

先程7枚目が《裁きの龍》を引き込める平均値と記述しましたが、上記のサイクルを2回ほど繰り返せば、墓地肥やしを含めてデッキから8枚めくった事になり、上記の平均値を超えます。

そして、この段階でドロー出来ている枚数はたったの2枚なのです。

原因は明白です。残りの6枚は墓地に言ってしまったからですね。



3枚入りのカードが初手にある確率は40%弱です。もし初手の時点で引けていれば問題ありません。

ですが、そうでない場合は《裁きの龍》を手札ではなく墓地に送ってしまう可能性も十分に有り得るということです。

同名カードははデッキに3枚しか投入できませんので、1枚目が没になると2枚目を引き込むのはかなり難しくなってきます。2枚目を引き込める期待値が1を超えるのは20ターン目のドロー時です。

しかし、かといって下級ライトロードの墓地肥やしをやめれば、今度は《裁きの龍》の召喚条件を整えることが出来なくなってしまいます。一種のジレンマでしょうか。



そこで、対策として「《裁きの龍》の水増し案」があがります。

分かりやすく言えば《死者転生》、そして直接《裁きの龍》に変換は出来ませんが、デッキ内に裁きの龍を戻すことでそれを引き込む確率を上げる《貪欲な壺》の採用です。

これにより《裁きの龍》の初手率を上げ、また仮に墓地に落ちてしまっても引き込める確率を上げようという訳です。



ですが、実はこれにもある問題が付きまといます。

あまり増やしすぎると、今度は初手で被るリスクが生じてくるのです。

《裁きの龍》(及び《死者転生》)はその性質上、デュエル序盤は腐りがちになってしまいます。1枚ならまだしも、これらのカードが複数被ってしまうとそのまま負けに繋がりかねません。

なので、バランスが非常に重要になってきます。多すぎても少なすぎてもいけない。

しかし悩ましいことに40枚デッキの場合だと、実は3枚という数値でも被るケースが5.16%あり、被りを嫌うのであれば極力《死者転生》は増やしたいカードではありません。




―――二律背反。








実はそんな状況を打破するカードがあります。



それは《強欲で謙虚な壺》です。



《強欲で謙虚な壺》が構築へ与えるの影響に関する考察


《強欲で謙虚な壺》
自分のデッキの上からカードを3枚めくり、その中から1枚を選択して手札に加え、残りのカードをデッキに戻す。「強欲で謙虚な壺」は1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン自分は特殊召喚する事ができない。


このカードはデッキからカードを3枚めくることが出来ます。初手に引けていれば、9枚目までデッキをめくることが出来るのです。

後半の特殊召喚縛りは、特に被りさえしなければ(3枚入れさえしなければ)持て余す事はまずありません。発動の機会はいくらでも訪れます。



そして、これと先程の「水増し案」を組み合わせます。

9枚めくる事が可能と言うことは、《裁きの龍》(《死者転生》《貪欲な壺》)は合わせて5枚投入されていれば引き込める確率が相当高くなると言うことです。(5枚投入されているカードを引く期待値が1を超えるのは、初手を合わせてデッキから8枚めくった時である為)

つまり、《強欲で謙虚な壺》を初手に引けば高確率でこれらのカードにアクセスできると言うことになります。

さらに《強欲で謙虚な壺》《裁きの龍》《死者転生》《貪欲な壺》が合わせて7枚以上投入されいるのであれば、初手に来る期待値が1を超える計算になります。

これにより大幅に安定して《裁きの龍》を引き込めるようになるわけです。

この様に《強欲で謙虚な壺》を用いることで「カードの絶対数を減らして被りのリスクを抑えつつ、引き込む確率を上げる」という戦略を組むことが出来ます。









《2-6壺理論》

被るリスクを抑えつつキーカードを引き込む確率を上げる手法。名前は適当につけました。

デッキにカードを6枚投入した場合、1ターン目に《強欲で謙虚な壺》の発動により手札に引き込める確率が8割を超えるので、このこうな構築において《強欲で謙虚な壺》は「高確率でキーカードを引き込むことが出来るカード」として見ることが出来ます。

そして、(引き込みたいカード郡A)6枚+(《強欲な謙虚な壺》)2枚をデッキに投入することで合計枚数が8枚となり、そのいずれかのカードを初手に引ける確率が77%弱となる為、結果として比較的高い確率でカード郡Aを引き込むことができるという理屈です。

ただ実際は、6枚だと強欲で謙虚な壺の効果で3枚めくっても引き込めないケースも少なからずあります。

あくまでで「どうしても初手にかぶるリスクを一定以上に落としたい場合」の手法なので、確実に引き込みたいのであれば「キーカードの枚数を増やし、それを旨く活用できる構築にする」べきでしょう。

注記:上記の《裁きの龍》のケースでは2-5の構成をとっていますが、これは最序盤から引き込みたい訳ではないのでターン数の経過とともに重ねるドローも考慮してのものであり、安定性を上げるのであればやはり2-6、《強欲で謙虚な壺》を3枚投入できるデッキあれば3-6の方が期待値は断然高まります。








《強欲で謙虚な壺》は、他のカードの引き込む確率も大幅に上げてくれる役割があるので、このデッキにとって非常に重要な位置づけにあります。



その役割のうち、もう一つの代表的なものは「下級ライトロード(orカードガンナー)を引き込むこと」です。

このデッキはなるべく毎ターン召喚権を行使し、間を空けずに墓地を肥やし続けたいので、手札に下級ライトロード(orカードガンナー)を一定数確保する必要があります。

理想を言うのであれば初手の段階で1枚、次のターンのドローして1枚引けるような状況が望ましいです。

上記のリストを見ると、下級ライトロード12枚、《カードガンナー》2枚、《光の援軍》1枚で15枚ですが、実質墓地肥やしとして安定して機能するカードは以下のカード郡です。


《カードガンナー》×2

《ライトロード・ハンター ライコウ》×3

《ライトロード・サモナー ルミナス》×3

《ライトロード・マジシャン ライラ》

《ライトロード・パラディン ジェイン》

《光の援軍》



もう少し細分化して分類してみます。



カード郡A(先行1ターン目から安定して墓地を肥やせる)

《カードガンナー》×2

《ライトロード・ハンター ライコウ》×3

《光の援軍》



カード郡B(後攻1ターン目&2ターン目以降から安定して墓地を肥やせるカード)

《ライトロード・サモナー ルミナス》×3

《ライトロード・マジシャン ライラ》

《ライトロード・パラディン ジェイン》



全部で計11枚、その内のカード郡Aに関しては6枚です。

「40枚デッキにおける投入枚数6枚のカードの初手率」は約65%なので、残りの35%はとても動きにくい手札となってしまいます。

A、B全体を見ても11枚という数値は、2ターン目のドロー時までに2枚引ける期待値が1に満たず、心許無い数値です。

かといって他に追加できる有用な下級ライトロードはありません。

再び厳しい状況ですが、ここでも先程と同じように《強欲で謙虚な壺》が解決の鍵となります。



カード郡A、A+Bでそれぞれ考えてみましょう。


カード郡A(6枚)への影響

6枚という枚数は、《強欲で謙虚な壺》の発動により引き込める確率が8割を超える数値です。

この時点で、このカードが高確率でカード郡Aに変換できる構築になっているので、

《強欲で謙虚な壺》2枚をカード郡Aと擬似換算し、


6枚(下級ライトロード)+2枚(《強欲で謙虚な壺》》=8枚


となり、この8枚が初手にくる期待値が1枚を超えます。(初手率7割弱)

もちろん、3枚めくってもカード郡Aを引き込めないケースも2割弱存在するので少々乱暴な考え方ですが、初手率が大幅に上がっていることは間違いありません。



カード郡A+B(11枚)への影響

2ターン目のドロー時点で初手を含め、デッキから7枚カードをめくっていることになります。

つまり、この時点で《強欲で謙虚な壺》を発動すれば10枚目までめくれるという事です。

10枚めくった段階で2枚目が出現する期待値が1に達する枚数は8枚ですから、比較的高い確率で2枚目を引き込める事がわかります。

ここで素晴らしいのはやはり《強欲で謙虚な壺》が状況によって他のカードに変換出来ると言う事です。

もし、この2枚が単純に下級ライトロードだった場合、合計枚数は13枚となり、初手に〈実質墓地肥やしモンスター〉が3枚被るリスクが急増します。



もしかしたら上の2つのケースを見て、まだ若干数値が頼りない様に見えるかもしれません。

しかし実際は、これらの他にも《ソーラー・エクスチェンジ》や《闇の誘惑》等のドローソースがあるので、もう少し確率は増しています。

色々な要素を犠牲にすれば、まだ上を目指す事は可能ですが、「2ターン目のドロー時点で2枚目を引き込むこと」は事故率を急増させてまで優先すべきものではありません。それに、墓地肥やしの手段はこれらの他に《ソーラー・エクスチェンジ》もあります。

限りなく少ないケースですが、上記のカードがどれも来ないという絶望的な状況は《トラゴエディア》や《冥府の使者ゴーズ》で粘りましょう。





下級ライトロードの種類と枚数に関する考察


まず、各種類について触れておきます。



《ライトロード・サモナー ルミナス》×3

強いです。先ほどは「ちょっとできるカラテマン」などと称しましたが、それはあくまで墓地肥やしや裁きを無視した場合の話。自身と蘇生したライトロードで計6枚近く墓地を肥やせるのは非常に強力です。

ライトロードは弱点として「序盤の墓地肥やしが遅い」ということが挙げられますが、このカードが引けていれば高速で裁きの召喚条件を整えることが出来る訳です。

他にも手札の弱いカードを有効牌に変換する点も評価できます。

このデッキは手札に来てほしくないカードが一定数存在するので、それらを上手く活用できる事は無駄が無く強力です。

ここはフル投入で問題ないと思います。



《ライトロード・ハンター ライコウ》×3

効果を通せれば相手の場の厄介なカードと1:1交換をすることが出来ます。

ただ今期のエタバトの環境を見ても、特に強いと言うわけではありませんでした。

相手の伏せを剥がせるというのは裁きを通すためにとても重要な意味合いを持ちますが、それだけが理由で3積みと言うのはまずないでしょう。

要するに、そういう面に関しては特に強いと言う訳ではありません。

採用理由の大部分は「初動で安定して墓地を肥やせるから」でした。

前項でも少し触れましたが、1ターン目から安定して墓地を肥やせるというのは、それだけで大きなメリットです。これは、規制が解除された《ライトロード・サモナー ルミナス》にも関係しています。

《ライトロード・サモナー ルミナス》は墓地に1体下級ライトロードがいないと効果を発動できないので「初動で安定して墓地を肥やせる」というのは、とても重要な要素でした。そういう点では同じく《カードガンナー》も評価しています。

単体で見ればカードアドバンテージを損する事すらあるのですが、全体を見ればむしろ採用しないことにより享受できないメリットの大きさの方が気になりました。



《ライトロード・マジシャン ライラ》

召喚反応、召喚無効の発動を誘発することが出来ます。

この効果は「《裁きの龍》を通す」ために大事な意味合いを持っており、出すタイミングが重要となってきます。

ただ、シングル部屋ではジャンドや魔轟神、ライトロードなどこのカードが活躍しない相手も一定数存在し、極力複数採用は避けたかったことと、《強制脱出装置》の採用が「《裁きの龍》を通す」という目的に貢献していることもあり(後述します)、ピン挿しに留めています。



《ライトロード・パラディン ジェイン》

間違いなく弱いです。「サイドラと相打ち出来るスペック」などと言われたりしますが、気休めでしかありません。相手ターン中は攻撃力が1800なので戦闘破壊されるリスクもそれなりに高いです。返しに戦闘破壊されることも想定した上で1:1交換を狙うため、こちらも戦闘破壊を目指します。



《ライトロード・ウォリアー ガロス》

単体で墓地を肥やすことが出来ませんが《ライトロード・サモナー ルミナス》の効果で蘇生する場面などで活躍します。素引きするとやはり《メカ・ハンター》でしかないので極力ドローしたくないカードです。



《ライトロード・ビースト ウォルフ》

落ちるタイミングが選べない事と、強さの決定が相手依存だという事がマイナス評価に繋がっています。

強い状況もありますが、手札に来ると本当に弱いので採用を1枚に抑えています。(これに関しては「事故要素の概念」の項でも記述します。)



《ライトロード・エンジェル ケルビム》

召喚できれば強いですが、その機会はあまり多くありません。

手札で腐ってしまう状況も多々あり、種類稼ぎ要因の域を出ないです。


《ライトロード・モンク エイリン》

活躍の状況が限定的過ぎます。《光の援軍》や《ライトロード・サモナー ルミナス》によるシルバーバレットの選択肢としてたまに活躍する程度です。

同じくあくまで種類稼ぎ要因でしょう。



下級ライトロードに関しては以上、8種12枚(2種各3枚+6種各1枚)の構成となっています。

実はこの構成はとてもバランスの良いものとなっています。

詳しく見ていきましょう。



まず、上記の通り《ライトロード・サモナー ルミナス》《ライトロード・ハンター ライコウ》の2種が各3枚ずつ、他の6種が各1枚ずつ投入されています。

これを3つに分けて考えると、



《ライトロード・ハンター ライコウ》が1枚落ちる期待値が1に達する枚数=13枚

《ライトロード・サモナー ルミナス》が1枚落散る期待値が1に達する枚数=13枚

6種下級ライトロードのうち2枚(2種)落ちる期待値が1に達する枚数=13枚



となり、墓地肥やしを含め平均13枚カードをめくれば4種めくれるという事が分かります。

初手を引いてる時点で既に6枚めくっているので、3枚墓地肥やしで2ターンという計算になります。すべてが墓地に落ちているかどうかは別の話ですが。

もちろんあくまで平均値なのでブレが生じますが、割りと早くに4種揃うようになっているという訳です。《光の援軍》や《ソーラー・エクスチェンジ》《ライトロード・サモナー ルミナス》が絡めばもっと確実になります。



Q. 下級ライトロード2枚引き込めてもそれが《ライトロード・ビースト ウォルフ》や《ライトロード・エンジェル ケルビム》などの場合もあるのではないでしょうか?

A. 当然そういうケースもありますが、


下級ライトロードの他にも墓地を肥やせる《カードガンナー》が2枚投入されている

手札の下級ライトロードを処理し、デッキから2枚カードをめくれる《ソーラーエクスチェンジ》が3枚投入されている

《光の援軍》が1枚投入されている(《ライトロード・サモナー ルミナス》をサーチすることで手札の下級ライトロードを切ることが出来る

《オネスト》が1枚投入されている(下級ライトロードを1ターン維持できれば2回墓地が肥やせる)


など、以上のようなケアがある程度効くのでそこまで深刻に考えるほどでもないです。




さて、ここまではこのデッキのメインである「ライトロードギミック」の話でしたが、このデッキには《裁きの龍》の他にも強力なフィニッシャーが存在します。






「カオスモンスター」です。






切り返し戦略


《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》

《カオス・ソーサラー》

《冥府の死者ゴーズ》

《トラゴエディア》×2

(《ネクロ・ガードナー》×2)



ライトロードはその性質上、序盤は下級ライトロードを1枚1枚上手く使って墓地を肥やしていきます。

やっている動きとしては本当に地味で、この段階で一気に大量展開されて攻められたりすると一気に不利になってしまいます。

そこで《冥府の使者ゴーズ》や《トラゴエディア》を投入することでライフ損失を抑え、且つ打点の高さを利用して序盤の弱さを補おうと言う狙いです。

さらに、これらは2枚とも闇属性なので上記のカオスモンスターと相性が良く、そのカオスモンスターも召喚権を行使せずに出せるので序盤中盤のパワーアップに繋がります。



この「召喚権を使わない」という事がポイントです。

ライトロードは原則として毎ターン墓地を肥やしたいので、下級ライトロードと《カードガンナー》以外のモンスターに召喚権を割くということはその方向性と一致しません。

それらの存在は《裁きの龍》の召喚条件が整うまでの時間をいたずらに長引かせてしまうので、よほど何か事情が無い限り、まず採用するべきではありません。

その点、今挙げたこれらのカードは全て召喚権を使わずに場に出せるものであり、デッキの方向性とも一致しています。

この「カオスギミック」で序盤中盤を上手く後ろからサポートし、準備を整えていくのです。



―――と、ここまで読んでお気づきなられた方もいらっしゃるかも知れませんが、実はこの構築の「カオスギミック」には若干欠陥のようなものがあります。

それは「闇属性の絶対数が少ない」という問題があるという事です。

《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》を引いた場合は、《カオス・ソーサラー》 と《トラゴエディア》《冥府の使者ゴーズ》合わせて4枚の内どれかを落とせばいいのですが、皿を引いた場合にはその分母が3枚となってしまいます。

これはデッキを7枚めくってようやく出る数値であり、毎ターン3枚ずつ墓地を肥やしたとしても2ターンかかってしまいます。そしてあくまで平均値でしかないので、それ以上にかかってしまう可能性もあるのです。

こうなれば切り返しもくそもありません。序盤の弱さを克服するために投入しているのに本末転倒です。

対応策として闇属性の増量が挙げられますが、他に闇属性で相性がいいカードというのは実はほとんどありません。どれも微妙です。

冒頭でも書いた通りエタバトでは広く構えたいので《D.D.クロウ》の様な一部にしか効力を発揮しないカードは積みたくありません。それ以前に強引過ぎます。

ただでさえ《裁きの龍》のために下級ライトロードを抱え込んでいるのですから、この様なやり方は避けるべきです。

なので、ここでは苦渋の選択として「《ネクロ・ガードナー》を除外する闇属性としてカウントする」という対策を採っています。





「メリット共有」の危険性


本来、これは好ましい事ではありません。

《ネクロ・ガードナー》は素引きしたらとても弱いカードです。それを何故入れるかと言うと当然墓地に言った時の強さを見ているわけですから、その強さを殺すと言うことはデメリットだけの方がメリットよりも度合いが大きくなることを意味します。

この様に、デメリットはそのままにメリットが被ることを僕は「メリットの共有」と呼んでいます。

この「メリットの共有」させる考えは非常に危険です。

今回の例でいうならば、「《ネクロ・ガードナー》をカオスモンスターの除外コストとしてみる」ことです。

このカードが墓地に行っている状況はとても美味しいです。

しかし、その様な旨みを得る為に何の対価も支払わないなんてことは有り得なく、一つの試合でその恩恵を受けていても他の試合で必ず代償を支払っています。

なのでこの「《ネクロ・ガードナー》の攻撃無効効果の行使権を破棄」し、除外してしまうと言うことは非常にもったいないのです。

それなら最初からこのカードではなく、他の闇属性をいれておけば同じように除外コストに使える上に、代償を背負う試合も無かったはずなのですから。

なのでこれは本当に苦肉の策です。



「《ネクロ・ガードナー》のメリットの共有をしないために他に弱い闇属性を仕方なく入れる」<「メリットを共有してでも他の弱い闇属性の投入を回避する」



これにより初めて「カオスギミック」をギミックとして成立させているということになります。



さて、今の話から判るようにライトロードには下級ライトロードをはじめとした「手札に引き込みたくないカード」が多く、他の弱いカードの投入は極力控えたい傾向にあります。

次の項では、これらの弱いカード郡について考えていきます。





事故要素の概念について


「事故要素」という考え方があります。

これは「特定の状況下でしか活躍できないカード」や「引いてしまったらほぼ死ぬ札同然となってしまうカード」を指しています。

ライトロードの場合で当てはめるなら前者は《ライトロード・モンク エイリン》、後者は《ライトロード・ビースト ウォルフ》といえば分かり易いかと思います。

当然、これらのカード郡は引き込めば引き込むほど手札の質が落ちてしまい、負けに繋がりやすくなってしまいます。

なので極力「事故要素」となるカードの投入は避けなければなりません。

わざわざこの項目を設けたのは、ライトロードというデッキが既に下級ライトロードという「事故要素」を多く抱え込んでいる為、これに関して殊更シビアに考える必要があるからです。



デッキに「事故要素」を搭載してしまう場合、それを解消する対策を施すのが一般的です。

このデッキにおいては《ソーラーエクスチェンジ》《闇の誘惑》《ライトロード・サモナー ルミナス》などの投入がそれに該当します。

しかし、ここで一つ注意することがあります。



それは「事故要素」の絶対数です。



たまに「事故要素」を大量に投入する代わりにそれを解消する手段を多く用意し安定させようとするプレイヤーがいますが、これは非常に脆い考え方です。

「事故要素」:解消手段の比率のバランスが良くても「事故要素」の枚数自体が多いことには変わりないからです。

いくら解消手段を増やそうが、それは初手に「事故要素」を多く抱え込むリスクを解消することにはなりません。

ゆえに、構築段階からこの「事故要素」の単純な枚数に気を払う必要があります。



そして、これを再度踏まえた上でライトロードのリストを見ていくとその「事故要素」の枚数に驚かされます。



(手札に来るとほぼ死に札になるカード郡)


《ライトロード・ビースト ウォルフ》

《ネクロ・ガードナー》

《ライトロード・ウォリアー ガロス》

《ライトロード・エンジェル ケルビム》



(活躍する状況が限定的なカード郡)


《ライトロード・パラディン ジェイン》

《ライトロード・モンク エイリン》

(ライトロード・ハンター ライコウ》)



代表的なものを挙げてみました。

この他にも、例えば《闇の誘惑》や《死者転生》の様なカードでも腐るリスクがあるので「事故要素」となりえるカードというのは案外沢山あるのです。

ですから、ここに関しては本当に細心の注意を払って厳しいスタンスで見ていく必要があります。



しかし、やはり今回の《ライトロード・サモナー ルミナス》解除はこの問題の解消に大幅に貢献しているので本当に素晴らしいです。

「墓地肥やしの遅さ」「事故要素の解消」の2点においてとても重宝します。

《光の援軍》+《ライトロード・サモナー ルミナス》×3(+《死者蘇生》)に《強欲で謙虚な壺》が合わさってかなりの確率で引き込むことが出来る様になりました。

これにより今のライトロードはかなりスムーズに回ってくれます。

一昔前の様にストレスを感じることもだいぶ減った印象ですね。



さて、長々と書いてきましたが、最後に《強制脱出装置》に触れて終わろうかと思います。





ライトロードにおける強制脱出装置の有用性に関する考察



《強制脱出装置》の投入には大きく分類して5つの目的があります。



ⅰ.ジャンド、魔轟神に対する耐性を持たせる

これらのデッキは、序盤の早い段階から一気に展開してくることが多くライトロードにとっては厳しい相手です。

ライフ損失を抑える手段が《トラゴエディア》《冥府の使者ゴーズ》《ネクロ・ガードナー》だけでは不十分な上、もうひとつ「相手の展開を阻害できない」という大きな問題がありました。

本当に好き放題やられている、という感じで何らかの対策を施す必要があり、その回答として挙がったのがこのカードです。

《奈落の落とし穴》や《激流葬》と違い、後出し除去としても機能するのでメタとして非常に優秀でした。

記述しませんでしたがマシンガジェやフルモン、ヒロビ、ドラグなどにもよく刺さります。



ⅱ.《裁きの龍》を安全に通す

《裁きの龍》は条件さえ整っていれば手札から出すことが出来るため、相手の《奈落の落とし穴》や《激流葬》にチェーンしてこのカードを発動し、《裁きの龍》をハンドに逃がせば再び場に出すことが可能です。

《スターライト・ロード》にチェーンして《裁きの龍》を手札に逃すことで場を壊滅させることも出来ます。



ⅲ.《裁きの龍》の制圧圏内の拡大

基本的に《裁きの龍》が複数手札にあるような状況でない限り、《裁きの龍》を出したターンに決めきりたいので召喚条件が整っていても出すのを躊躇する場面があります。

これは相手ターンの返しにより勝ち筋である《裁きの龍》を破壊されるリスクを避けるためです。

しかし、《強制脱出装置》があれば話は別です。

相手ターンに《ブラック・ホール》などを打たれても《裁きの龍》を手札に逃がすことが出来るので、返しを恐れず積極的に決めにいくことが出来ます。



ⅳ.《ライトロード・マジシャン ライラ》の削減

「下級ライトロードの種類と枚数に関する考察」の項で書いた様に8種12枚(2種各3枚+6種各1枚)というのはとてもバランスの良い構成です。そしてこれは《ライトロード・マジシャン ライラ》の削減により実現しています。

元々は《ライトロード・モンク エイリン》の枠が2枚目の《ライトロード・マジシャン ライラ》でした。

しかし、《強制脱出装置》の投入により《裁きの龍》を安全に通しやすくなったので、ここを入れ替えることが可能になったのです。

一見とても地味に見えますが、結構重要な意味を持っています。



こんなところでしょうかね。

このカードは1枚で幅広い用途があるため、実はあまり腐ることがありません。

むしろ、想定していた以上に妨害札として強く機能した印象でした。

来期で旋風BFやライトロードが流行ったら今より使いにくくなるとは思いますが、もしかしたら活躍する機会もあるかも?





長くなりましたが、以上で大体ライトロードの構築面に関して思うことは書けたので、今回はこれで終了です。

プレイング面に関してもいつか機会を作って書いてみたいなーと思います。

それでは、最後までお付き合い頂きありがとうございました!

ぜひ、来期も楽しいデュエルをっ(*´∀`*)
スポンサーサイト

コメント


管理者のみに表示

トラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。